尿 細菌培養 検査
膀胱炎になったことがある人なら、お分かりになると思いますが、
尿路感染症の基本的症状は、排尿痛・残尿感・頻尿であります。
ただし、そういった症状が完成するには、ある程度、
原因菌の毒力の強さが必要です。
細菌の中でも、毒力(生物的活性)の弱いものの膀胱への持続感染では、
痛みという感覚が、あまり起こってきません。
その代り、頻尿や尿漏れといった状態が起こり易くなり、
特に、夜間頻尿が顕著に見られるようになります。
もちろん、本来、微生物がいない場所に、細菌が居続けるわけですから、
中には、微妙に尿道が痛いとか、排尿し終わった後に、尿道口が、
キューンと痛むということも起こりえます。
尿中に、クラミジアも淋菌もいないのに、尿路に、何だか変な感覚がある、
という方には、その原因を知る意味でも、
非常に有用な検査であると言えます。