クラミジア感染症検査
クラミジア感染症は、男女を通じて現在最も多い性感染症(性病)ですが、
この病気の恐ろしいところは、感染しているかどうか自分では気付きにくいところにあります。
SEXまたはオーラルSEXで女子性器にクラミジアが感染した場合、約1から2週間後に自覚症状が出始めますが、女子の場合、男子よりもさらに弱い症状であることがほとんどと言えます。
膣分泌物の色がいつもよりやや黄色になり、量も若干増加します。
また、膣口や外陰部の違和感・痒みなども生じてきます。
時間の経つうちにそれらが薄らいでいってしまうものがある反面、
慢性的な下腹部痛や不正性器出血をきたすものもあります。
クラミジアの感染に気付かずにいると、女子の場合はそれが深刻な問題に発展する場合があります。
クラミジアによって内腔が癒着してしまう卵管がまさにそれです。
これは赤ちゃんをできにくくさせてしまうばかりではなく、
たとえできた場合でも、子宮外妊娠という女性の命に直結する病気に罹る確率を上昇させます。
もし、コンドームを使用しない無防備な性的接触があり、
少しでも気になる症状を感じたことがあるのなら、一刻も早くこの高感度SDA法を用いた女子クラミジア(おりもの)検査で感染の有無をチェックしてください。
現在、当研究所で採用しているクラミジア及び淋菌の遺伝子核酸増幅法は、上記のSDA法となっています。
本法は、同じカテゴリーの検査に属する、先発のPCR法に対し、クラミジアおよび淋菌検査における、
感度・特異性のすべてにおいて優っている(一部同等)というデータが得られています。
特に、咽頭の淋菌検査においては、咽頭に常在する髄膜炎菌との間に交差反応が生じない優れた方法といえます。
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